2011年03月07日

マネジメントも政治家の仕事

更新がしばらく滞り、申し訳ありません。花粉症の症状がいよいよ本格化して、辛い季節となりました。

さて、市長になる前は会社再建というテーマで仕事をすることに恵まれました。経営者として会社再建に挑む場合もあれば、経営コンサルタントとして会社再建をサポートする場合もありました。

両者とも会社再建の仕事ですが、本質的には大きく違います。経営者は、当然のように結果に責任を負います。「意思決定」を行い、「組織」を動かし、結果を出さなくてはなりません。マネジメントが仕事です。一方で、経営コンサルタントはあくまでもマネジメントの支援が仕事です。経営者の「意思決定」や「組織運営」の判断のために、サポートを行うことが仕事です。種類が違うのです。

当然ですが、結果の責任を負う「経営者としての会社再建」の方が大変です。結果に向けて組織を動かす、つまり経営目標に向かって、社員の最大限の力を引き出すことが必要であり、これが大変なのです。今までのやり方が悪いから、会社の業績が悪くなったのであり、それを修正する、つまり仕事のやり方を変えて、新しいやり方で業務をやっていく、この転換のマネジメントが結構大変なのです。

柏市長も同じですが、今の政治家に求められているのは、「行政のあり方の、根本的な変革」です。ある意味、再建です。したがって、転換のマネジメントが求められているのだと思います。転換のマネジメントとは、目標に向かって仕事のやり方を変え、それを組織全体に徹底することです。

政治家は「理想」を掲げることが仕事でありますが、「理想の実現」という結果責任も負っているわけです。そして、その実現のためには、行政組織のマネジメントが必須であるわけです。最近は、転換のマネジメントという、さらに難易度の高いスキルが求められています。

「理想」を掲げるだけが仕事ではないのです。行政組織のマネジメントを通した、理想実現が本当の仕事です。今の政治家が抱える大きな問題は、この行政組織のマネジメントに対して、自覚が弱いということです。指示さえすれば、物事は勝手に動くということはありません。

また、このマネジメントに対して世論も厳しいというか、「できて当然」という前提があります。民間の世界では、「なかなかできない」から、経営コンサルタントという仕事が生まれ、また多くの経営書が発行されるわけです。行政組織のマネジメントも同様に難しいはずであり、その試行錯誤には少し配慮があっても良いのではないかと思います。

第三者的に書いてはいますが、まさに私の話でもあります。行政組織のマネジメントは初めての仕事ですが、民間と似ている部分も多いと思います。結果が出るように、行意組織のマネジメントを自覚的に行っていきたいと思います。
posted by 秋山ひろやす at 06:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織運営 | 更新情報をチェックする
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